【背番号コラム】Vol.3 背番号42は外国人選手の番号なのか?

背番号42。

MLBでは黒人初のメジャーリーガーであるジャッキー・ロビンソンの番号であり、全球団共通で永久欠番となっています。

そのため日本に来る外国人選手が使用するイメージが強いですが、果たして本当にそうなのか。

調査してみました。

背番号42の選手一覧(2021年)

楽天 -
巨人 メルセデス
ロッテ ハーマン
オリックス ラベロ
西武 -
DeNA ロメロ
中日 ロサリオ
ソフトバンク 大関友久
広島 バード
日本ハム -
阪神 エドワーズ
ヤクルト 坂口智隆

まずは2021年現在、背番号42を着けている選手を確認します。

意外にも3球団で空き番号となっていますが、残りの9球団中7球団で外国人選手が着用しています。

やはり外国人の番号なのか・・

 

過去の背番号42着用選手一覧(平成以降)

巨人 メルセデス 山口俊 アンダーソン ボウカー エドガー クルーン パウエル シコースキー ペドラザ メイ ホセ ヒルマン            
阪神 エドワーズ 竹安大知 藤原正典 吉見祐治 コンラッド 下柳剛 ハンセル クルーズ タラスコ ジョンソン ウィルソン 吉田浩 麦倉洋一 パチョレック ウィッグス      
中日 ロサリオ アルモンテ ゲレーロ ハイメ リーバス ブラッドリー ブランコ クルス ラミレス ドミンゴ 櫻井好実 バンチ 有働克也 嶋田章弘 モンテ ヘンリー 清水雅治 中村弘道
DeNA ロメロ 石川雄洋 バリオス エリアン ビロウ ブランコ サラサー ハーパー マストニー クルーン ターマン ホージマー 知野公昭 竹田光訓 武田康      
広島 バード D.J.ジョンソン バリントン チューク 長谷川昌幸 ブロック スタニファー ラドウィック カンバーランド 山田勉 渡辺伸治 大塚賢一            
ヤクルト 坂口智隆 七條祐樹 萩原淳 木田優夫 ゴンザレス ツギオ ドリスキル 北原泰二 坂口千仙 パリデス                
ソフトバンク 大関友久 松田遼馬 飯田優也 パディーヤ アレン カブレラ 堂上隼人 レストビッチ ズレータ カスティーヨ ミッチェル ニエベス トンプソン パークル 西俊児 近田豊年    
ロッテ ハーマン バルガス ドミンゲス パラデス 香月良仁 ズレータ バーン セラフィニ フェルナンデス クベンカ クロフォード ヒルマン 田島敏雄 ヘンゲル        
西武 マーティン バスケス ミゲル レイノルズ 嶋重宣 ブラウン ベイリス カブレラ ジェファーソン ジンター ペンバートン 西本和人            
楽天 D.J.ジョンソン ハーマン アマダー ペーニャ ボウカー レイ ヒメネス ルイーズ グウィン ウィット フェルナンデス ロペス            
日本ハム 黒羽根利規 エスコバー ガラテ アブレイユ 木田優夫 スウィーニー 高橋憲幸 ウィッテム ブリトー カンポス 内田直二              
オリックス ラベロ ロドリゲス エップラー ヘルメン ブランコ ペーニャ シュルツ フィガロ カブレラ 清水章夫 萩原淳 ナナリー タイゲイニー シュルジー        

 

過去のデータを確認してみます。

平成以降で背番号42を着けた選手の一覧になります。(左から新しい順)

カタカナが多いということはやはり・・

 

集計結果

  日本人 外国人 総人数 外国人率
楽天 0 12 12 100.0%
巨人 1 11 12 91.7%
ロッテ 2 12 14 85.7%
オリックス 2 12 14 85.7%
西武 2 10 12 83.3%
DeNA 4 11 15 73.3%
中日 5 13 18 72.2%
広島 4 8 12 66.7%
日本ハム 4 7 11 63.6%
ソフトバンク 6 10 16 62.5%
阪神 6 9 15 60.0%
ヤクルト 7 3 10 30.0%
合計 43 118 161 73.3%

 

外国人選手着用率は楽天の100%を筆頭に殆どの球団で高い比率であるとこが確認でき、全体では7割以上という結果となりました。

唯一ヤクルトのみ日本人選手の方が多い数となっており、現在の坂口に至るまで4選手連続で日本人選手が着用しています。(坂口←七條←萩原←木田)

また、ソフトバンクは今シーズン育成から支配下登録となった大関が42を着用することになり、現在3選手連続で日本人選手が続くという形になりました。(大関←松田←飯田)

 

現在は圧倒的に外国人選手の着用が多かったという印象通りの結果であることが確認できましたが、今後この比率がどのように変化していくのか楽しみです。