【背番号コラム】Vol.4 支配下に復帰した選手の背番号事情
2021年シーズンは育成から支配下登録されたという選手が多かったように感じました。
中でも様々な理由で支配下契約から育成契約となっていた選手の支配下復帰、というケースも多くあります。
支配下→育成→支配下と不死鳥の如く復帰を遂げた選手たちの背番号はどのようになっているのでしょうか。
支配下契約に復帰した選手一覧(2021年現役選手のみ)
現所属球団 | 選手名 |
支配下時 の背番号 |
育成時 の背番号 |
支配下復帰時 の背番号 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|
巨人 | 鍬原 拓也 | 46 | 046 | 46 | |
巨人 | 直江 大輔 | 54 | 054 | 54 | |
巨人 | 高木 京介 | 28 | 028 | 57 | 巨人退団→巨人育成契約 |
巨人 | 高木 京介 | 57 | 057 | 57 | |
巨人 | 田中 豊樹 | 47 | 018 | 19 | 日本ハム退団→巨人育成契約 |
巨人 | 八百板 卓丸 | 57 | 009 | 51 | 楽天退団→巨人育成契約 |
阪神 | 伊藤 和雄 | 17 | 117 | 92 | |
阪神 | 原口 文仁 | 52 | 124 | 94 | |
中日 | 福 敬登 | 34 | 234 | 34 | |
中日 | 濱田 達郎 | 43 | 203 | 69 | |
中日 | 山下 斐紹 | 29 | 209 | 39 | |
中日 | 石岡 諒太 | 36 | 205 | 00 | |
DeNA | 田中 健二朗 | 46 | 046 | 46 | |
DeNA | 宮國 椋丞 | 58 | 106 | 65 | 巨人退団→DeNA育成契約 |
ヤクルト | 近藤 弘樹 | 12 | 012 | 52 | |
ヤクルト | 歳内 宏明 | 26 | 126 | 97 | 阪神時代 |
ヤクルト | 今野 龍太 | 99 | 090 | 98 | 楽天時代 |
ソフトバンク | 川原 弘之 | 26 | 122 | 63 | |
ロッテ | 大嶺 祐太 | 30 | 126 | 64 | |
ロッテ | 髙濱 卓也 | 32 | 127 | 61 | |
ロッテ | 茶谷 健太 | 55 | 124 | 67 | ソフトバンク退団→ロッテ育成契約 |
西武 | 與座 海人 | 31 | 124 | 44 | |
楽天 | 渡邊 佑樹 | 47 | 150 | 45 | |
楽天 | 石橋 良太 | 28 | 028 | 94 | |
楽天 | 福山 博之 | 64 | 164 | 64 | |
楽天 | 寺岡 寛治 | 56 | 056 | 68 | |
楽天 | 下妻 貴寛 | 39 | 139 | 67 | |
日本ハム | 池田 隆英 | 30 | 130 | 30 | 楽天時代 |
日本ハム | 髙濱 祐仁 | 62 | 162 | 91 | |
オリックス | 本田 仁海 | 46 | 124 | 96 | |
オリックス | 黒木 優太 | 54 | 124 | 54 | |
オリックス | 山田 修義 | 57 | 121 | 57 | |
オリックス | 山﨑 颯一郎 | 63 | 135 | 63 | |
オリックス | 岡﨑 大輔 | 52 | 120 | 93 | |
オリックス | 佐野 皓大 | 64 | 121 | 93 |
全体で34人の選手が支配下に復帰しています。(巨人・高木は2回復帰)
集計結果
前回と同じ番号 | 10 |
---|---|
前回よりも大きな番号 | 20 |
前回よりも小さな番号 | 5 |
MLBで言うところの故障者リストのような使い方をするケースが増えていることもあり、復帰後も同じ番号を用意すると言うケースも多いようです。
ただし一番多かったのはやはり育成契約前の支配下登録時に着けていた番号よりも大きくなるケースです。
番号に空きが少ないシーズン途中で支配下復帰した場合など大きい番号しか空いていないというのも要因としてはあり得ますが、やはり一度育成になった身です。
球団からは最後のチャンスだぞと言うプレッシャーが反映されているのではと思います。
逆に背番号が小さくなったと言う選手も少数ですが居ます。
ただし、巨人・八百板は57→51、ヤクルト・今野は99→98(楽天時代)、楽天・渡邊は47→45となっており、大きな変更ではありません。
実質的に背番号が小さくなったのは、巨人・田中豊の47→19と中日・石岡の36→00となります。
支配下復帰後は・・
上記34選手のうち、支配下復帰後の番号からさらに変更した選手は2人です。
オリックス・本田は96→46、46は1度目の支配下時の番号であり復帰した形になります。
オリックスは故障により育成となっていた選手は復帰時に同じ番号を用意する方針だと思われます。
もう一人は同じくオリックス・佐野皓であり、2020年から93→41となっています。
オリックスの41といえば長い間空きとなっていた番号であり、10年振りの着用者となりました。
支配下に復帰した選手の背番号事情に今後も注目していきます。